Outdoor
+ MultiCultural EDUCATION with
an ATTITUDE
Camp School
at Mt. FUJI
T H E C A M P ・for Every Child ★
Le Camp Plus + ・Languages by CLIL & A.P. ART for Under 13★
本ウェブサイトは当団体活動の記録として
2018年に公開された当時の状態、及び内容をそのまま残しています。
当団体は現在の社会情勢を受け、万全な感染症対策の担保は非現実的であると判断し
無期限にて活動の休眠を決定いたしました。
本ウェブサイト上の全ての掲載内容は、現在や今後の活動をプロモートするものではありません。
また将来、新たな活動や、子ども達の為に何かすることが決まりましたら、SNSにてお知らせいたします。
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This website is an archive containing primary source documents that have been accumulated
over the course of the organization's lifetime, and is kept to show the functions
and outcomes brought about through the organization’s work.
NGK was established in 2011, and has been inactive since its first intermission in 2019.
Due to the current pandemic, the camp is extending its temporarily closure indefinitely.
THANK YOU for your continued understanding and support.
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NGK にご関心を頂き、大変に有難く存じます。代表の江尻でございます。
8年前に降って湧いたアイディアから始めた英語教室とサマーキャンプとワークショップ。
最初の頃は我が家のバーベキュー・パーティーに知らない子達が混ざっているという程度でしたが、3年目からは100名近くのお子様のお顔とお父様、母様方のお名前を如何に素早く覚えるかに必死となる夏を過ごさせて頂いております。
【私という人間、そしてNGKという発想の素】
私は日本人にしては少し特異な家庭で育ちました。
70年代の東京、シングルマザーで世界中を飛び回るのが必至だった映画配給会社代表の母。普段世話をしてくれた明治生まれの祖母。血の繋がりのないユダヤ系アメリカ人の祖父母、と言う環境でした。
見た目など無視したユダヤ人の価値観をベースに育てられ、渋谷の普通の小学生を演じる事が辛い幼少期でした。
その後 一時期は、制服三つ編み姿で中高一貫の女子校へも通っていましたが、単身アメリカでの留学を経てからの私は、一層人と同じである事に価値を置く感覚が欠落してしまった様で(笑)、日本へ帰国後は社会人である以前に、普段の生活の中で苛立ちを覚え苦労する事が多々!
しかし、私の生い立ちから来る日本人としてはデメリットとしか思えずにいた『突飛さ』が原動力となり役立つという奇跡的且つ偶然の現象が、7年前に起ったのです。NGKはそもそも、子どもを持った帰国子女の「子育てにおける欲求不満」から生まれた産物です。
今となっては国内生活の方が長くなりましたが、一旦染み付いたものは簡単に消えず、苛立ちを覚えずとも「日本のやり方」に対する些細な疑問、特に出産後は「教育」に対する些細な疑問が日に日に膨張していったのです。
娘は一時期イタリアの田舎の保育園でお世話になり、帰国後は麻布のプリスクール、そして杉並、渋谷の保育園へも通いました。ですから私にはアメリカで教育を受けた時期に加え、娘の幼児教育においても文化による違いや特徴を比較する機会があり、〆として東京と山梨の子どもの住環境を比較した結果、広範囲に渡る利点だけを統合出来れば、とぼんやりと思い立ったのが全ての始まりであったと記憶しております。娘は現在イタリアにあるアメリカ人が運営する中学校に通っており、彼女のお陰で再び日・米・欧の学習環境を比較する機会を得れた事がNGKに反映できるので、とてもラッキーだと思っております。(笑)
【NYでの大学生活と幾つかのキャリア】
大学は母の死後、帰国に伴い中退しましたが、在学中に得たものは多く、高校・大学共にアート系の学校であった為、当然ながらアートやデザインに関するある一定の知識と技術、また其れに影響された視点や価値観、類が友を呼んでしまった結果出来上がった特殊な仲間達との熱い友情等が上げられます。(笑)ニューヨークでの大学生活がなければ、NGKは今の形、あるいは当団体の「売り」でもある様々な経歴を持った多彩・異色な成熟した講師陣の登壇は難しかったでしょう。
仕事は親の後を継いだ映画業界に始まり、ファッション業界では20代で経営者という立場を10年近く経験、その後契約デザイナーからフリーランス・・・そして山梨に移住し小さな英語教室からNGKへと・・・この職歴に関して、一カ所で長く勤務してこなかったというコンプレックスを覚える時期もありましたが、諸先輩方にポジティブに捉えるべきとアドバイスを頂いてからは、人よりスキルが多いと捉えよう!と、今では完全に開き直り、「国際事務からデザイナー職まで」(笑)「英語以外に絵も、歌も、なんだったらダンスも教えます」(笑)的な事にしています、というかそうする他ないと思い、私の知っている事は惜しみなく子ども達に伝授させて頂いております。
【今思う事】
まず、子どもの育成事業は育成そのものが目的であるべきで、決して利益をメインの目的にしてはいけないと信じております。
そして当然、大切な未来あり将来を背負うお子様の命をお預かりするのですから、他の事業よりもあらゆる面で遥かに繊細に気を遣います。そんな訳で、当事業は俗に云う「手間が多く労力の割には利が低い」類いの仕事ですが、先に記した通り、役職名ばかりが並び継続的キャリアが無い私には、自分如きがまともに社会貢献させて頂ける現在唯一無二の手段であるこの仕事に大きな誇りを持っておりますし、この仕事によって今日まで生かされているとさえ思っております。
だからこそ、とにかく現場ではお子様達に絶対に怪我をさせてはいけない、当たり前ですが、身体を張ってでも絶対に守らなければいけない、どうであれ絶対に楽しませ、驚かせて得をさせ、美味しいものを食べさせ、いつの日か大人になっても記憶に残る経験をさせ、達成感と満足感と共に親元へ帰したい・・・そんな気持ちだけでひたすら走ってきましたし、これからもそうだと思います。
子ども達の純粋に喜び吸収する様が、私の原資であり結論です。
今ではこの仕事をさせて頂ける事を大変幸福に思い感謝しております。
当然の事ですが、需要がない物は供給の仕様も無い訳です。
それから、こういった大掛かりな事業は、いくら「何でも屋」の私でも1人では到底実現する事は不可能で、私の考えを理解し手や知恵を貸してくれる多くのサポートによりリアライズされているという事は揺るぎない事実であります。
当事業は今年7年目を迎えましたが、上昇の風に踊るばかりでなく、今年は特に随所で初心に還る事を意識しております。
NGKは歴代のPTAスタッフ、ご指導下さる諸先輩方、当団体の価値観と理念を共有する才能豊かな講師陣、スポンサー各社、後援自治体、そして何よりもこの事業にご賛同下さる保護者の皆様と、喜んで参加してくれる子ども達により存在可能となっているのです。
長文となりましたが、ご拝読頂き有り難く存じます。
私共の活動にご関心を賜り、心より御礼申し上げます。
Best Regards,
民間任意育成団体
NGK ニュー・ジェネレーション・キッズ事務局
山梨HQ